相馬の花・自然のアルバム
私は第2の松島ともならび称される、相馬の松川浦の環境保護の運動のお手伝いをしております。
このページでは相双地区に自生している植物や自然生物のご紹介をしていきたいと思います。
- エゾオオバコ(オオバコ科)
- 撮影地:相馬市磯部地区太平洋に面した崖の斜面にて
- オオバコに似ているが葉が丸く、白色の柔らかい毛が密生しているのが特徴。葉は数枚根生して地面に広がる。福島県の準絶滅危惧種。
- コウボウムギ(カヤツリグサ科)
- 撮影地:相馬市大洲海岸
- 地中にある繊維を筆に使ったといわれ、弘法大師にちなんでその名がつけられた。高さは10〜20cm.。雌雄異株で、それぞれ雌小穂、雄小穂をつける。写真では手前が雌小穂、向こうの茶色の穂が雄小穂。
- コウボウシバ(カヤツリグサ科)
- 撮影地:鹿島町烏崎海岸
- コウボウムギに似ているが葉や花が小さいことからその名がつけられた。高さは10〜20cm。雌雄異花で、上部の茶色の小穂は雄性で、下部の黄緑色の小穂は雌性である。
- ボタンボウフウ(セリ科)
- 撮影地:相馬市松川浦松林
- 葉がボタンの葉に似ていることから牡丹防風。若葉や根が食べられるので食用防風とも呼ぶ。
- シロヨモギ(キク科)
- 撮影地:相馬市大洲海岸
- 全体が白い綿毛に覆われて白く見えることから白蓬。海岸の開発などで数が少なくなってきており、準絶滅危惧種に指定されている。
- オニシバ(イネ科)
- 撮影地:相馬市大洲海岸
- 海岸の砂地に生えるイネ科の多年草。シバよりも葉や茎が粗く強いことから鬼シバと呼ばれる。
- ハイネズ(ヒノキ科)
- 撮影地:相馬市大洲海岸
- 常緑低木で、幹は地面をはってのびる。長さ2cmほどの針状の葉をもち、さわるとちくちくする。
- カジイチゴ(バラ科)
- 撮影地:鹿島町南海老海岸
- 落葉低木で高さ2〜3mになる。4〜5月頃白い花が咲き、5〜6月に淡黄色の甘酸っぱい実をつける。
- ハマナス・ハマナシ(バラ科)
- 撮影地:鹿島町烏崎海岸
- 落葉低木で、幹は叢生し高さ1〜1.5mになる。果実をナシにたとえ浜梨としたが、東北地方でなまって、ハマナスになったといわれる。絶滅危惧種に指定されている。
- ハマニンニク(イネ科)
- 撮影地:鹿島町烏崎海岸
- 多年生植物で太くて長い地下茎をのばしてふえ、草丈1〜1.5mになる。海浜性で葉がニンニクににていることから浜大蒜。
- シャリンバイ(バラ科)
- 撮影地:鹿島町烏崎海岸
- 梅のような花が咲き、枝葉が密集して輪生状になることから車輪梅とよばれる。常緑樹で高さは1〜4mになる。
- ハマエンドウ(マメ科)
- 撮影地:鹿島町烏崎海岸
- 暖地の海岸に生えるつる性の多年生の植物。海岸に生え、全体の感じがエンドウに似ていることから、浜豌豆。
- ハマヒルガオ(ヒルガオ科)
- 撮影地:鹿島町烏崎海岸
- 海岸の砂浜に生えるつる性の多年生植物で、代表的な海浜植物といえる。茎は砂の上を広がり、また、地下茎を砂の中に伸ばしてたくましくふえていく。5〜6月にヒルガオによく似た花が咲く。
資料提供:自然保護観察員 若松 祐子 様